東京ルミナスピラー

「ごめんなさい……凄く嬉しくて。迷惑でしたよね、本当にごめんなさい」


しばらくして、やっと泣き止んだ是松。


気持ちを落ち着ける為か紅茶を口に含み、深呼吸を何度もする。


「俺の胸で良かったらいくらでも貸してやるよ。だけどな、次からは泣く前に俺に相談しろよ? 美智を泣かなくても済むようにしてやるからよ」


「はい……」


そしてまた、照れたように俯いて。


そして、意を決したように是松は顔を上げた。


「拓真さん……あの……私、何もお礼が出来ないんですけど、良かったら……」


ブラウスのボタンに手をかけて、ひとつずつ外し始めた是松。


男を悦ばせる方法を、これしか知らずに、何とか恩を返したいと思ったのだろう。


だけど拓真はそれを横目で見て、不機嫌そうに眉間に皺を寄せた。


「おっと、手が滑っちまった」


そしてそう言って、是松のはち切れんばかりの胸を鷲掴みにしたのだ。


自分が思っていなかった展開に、是松は小さく声を上げたけれど、突然身体を触られることには慣れていたから別段驚きはしなかった。


「おい美智。これは俺がムラムラして、無理矢理触っただけだからな。何があっても、お前から身体を差し出すような安い女にはなるな。一度安売りしちまうと、それ以上はなくなるぞ」