『聖戦が終了しました。お疲れ様でした』
相変わらず気の抜けたような声が頭の中に聞こえて、俺達はホテルへと帰った。
初めての聖戦は、なんというか……複雑な感情が芽生えた戦いだった。
杉村も舞美さんも、俺達と同じく初めての聖戦で、慣れる為に参加しただろうけど……自分達の弱さが浮き彫りになる結果になってしまった感じだ。
「ヘイヘイ! 随分と沈んでるじゃねぇか! 初めての聖戦で生き延びたんだ、ちったぁ喜んだらどうなんだ? あぁ?」
「確かにそうかもしれないけど……杉村さんは悔しくないのかよ。俺達よりも強いやつがいて、俺達はその人達の気まぐれで生かされただけなのに」
吹雪と拓真という、今の俺達ではどうあっても勝てないであろう二人。
だけど、つよさランキングで1位の父さんはあの二人よりも強いわけだよな。
あんなのがゴロゴロいるというわけか、この街には。
「ハッ! 気まぐれだろうがなんだろうが、生き残ったもん勝ちなんだよ! いいか? 本当に強いやつってのは、何百人もの敵を一人で殺せるやつじゃねぇ。最後まで死なねぇやつのことなんだよ。それが納得できねぇなら、今からでも強くなるしかねぇだろ」



