東京ルミナスピラー

あまりの変わりように驚いたけど、ゴリ松も驚いているようで。


慌てて立ち上がり、素足で俺の胸を踏み付けた。


「ゴリ松? そうやって生徒に馬鹿にされてた是松美智はもういないの。私は北軍浄化会の教祖、『彩子』なんだから」


やっぱりゴリ松じゃないか!


確かにこの街に来てすぐに、ゴリ松と戦ったし灯が殺したけども!


あの時のゴリ松は、もうかなり精神的に追い詰められていたってことか。


普段は生徒に寄り添ってくれる良い先生だったのにさ。


「ば、馬鹿になんてしてない! 皆親しみを込めてゴリ松って呼んでただけで!」


「じゃあお前は親しみを込めて『ワキガ大王』って呼ばれても嫌じゃないのかよ! 言われた人の気持ちを考えろよクソガキが!」


正論すぎて何も言えない!


いくらゴリラっぽくても、やっぱり女性にゴリは失礼だったか。


「す、すみません。これからはちゃんと是松先生って呼びます……」


「『彩子』だって言ってんだろボケ!」


さらに一撃。


今度は腹部を踏み付ける強烈な一発。


危うく、今食べたステーキを吐きそうになる。


「……でも、ちゃんと謝罪して訂正出来る子は嫌いじゃないよ」