東京ルミナスピラー

思い出し笑いをしているところ悪いけど、夢か現実かわからないならきっと夢なんじゃないかな。


それにしても捕虜と一緒に食事か。


何を考えているのかわからないけど、捕縛の鎖に繋がれていたら、殺そうにも殺せない。


それが目的の戦いではないにしても、武器を取り出せないのがこんなに心細いとは思わなかった。


「そら、おいでなすった。聞きたいことがあるなら聞いてきな。何も聞き出せなくても、ブルンブルン揺れるおっぱいを間近で見られるんだから損はねぇよ」


杉村が笑ってそう言った直後、ドアが乱暴に開いて信徒が二人、部屋の中に入って来た。


「あなたが新しい捕虜ですね? ここに来られたばかりの方は、まず教祖様と食事をすることになっております。わかっているとは思いますが、捕縛の鎖に繋がれていたら並の人間ですので、我々信徒にも敵わないということをご理解ください」


女性の声で、俺に優しく注意をする。


もう一人のガタイのいい人は、何も言わずにただ立っているだけ。


「……わかりました」


そう呟いて、俺はゆっくりと立ち上がった。


元より心を折る戦いで、殺し合うつもりはないから、話が出来るというならそれだけでもありがたい。