やつれた顔を上げ、ニヤリと笑ったその男は……杉村!?
杉村も俺に気付いたのか、「あっ!」と小さく声を上げて頬をヒクヒクと動かしていた。
「ピ、ピヨじゃねぇか。一体何だってお前がここに……」
「それはこっちのセリフですよ……って、そうか。夢子さんが北軍浄化会に入ってしまったんですよね」
考えればわかることだった。
あれほど人目もはばからず愛し合っていたんだから、取り戻しに来ると考えるのは普通だよな。
「そういうこった。んで? ピヨはなんで乗り込んで来たんだ? まさか俺を助けに来たのかよ」
「杉村さんが捕まってるなんて知りませんでしたよ……俺は、善吉医院がここの信徒に爆破されたから、北軍浄化会は危険だと思って」
「危険だから壊滅させる為に乗り込んだってか? 相変わらず青臭いこと言ってんだな。だからピヨなんだよ」
鼻で笑いながら、俺を馬鹿にする杉村。
この人は本当に出会った頃から変わらないな。
それが腹立たしくもあり、そして嬉しくもある。
「西軍は今、タケさんと宗司が戦争してるって聞きましたけど。どうなってるんですか?」
「……あんなのは、まともな人間のやる戦いじゃねぇよ。タケさんも宗司も、どうかしちまったんだと思うぜ。西軍の人間同士で殺し合いなんてよ、やるべきじゃねぇんだ」
杉村も俺に気付いたのか、「あっ!」と小さく声を上げて頬をヒクヒクと動かしていた。
「ピ、ピヨじゃねぇか。一体何だってお前がここに……」
「それはこっちのセリフですよ……って、そうか。夢子さんが北軍浄化会に入ってしまったんですよね」
考えればわかることだった。
あれほど人目もはばからず愛し合っていたんだから、取り戻しに来ると考えるのは普通だよな。
「そういうこった。んで? ピヨはなんで乗り込んで来たんだ? まさか俺を助けに来たのかよ」
「杉村さんが捕まってるなんて知りませんでしたよ……俺は、善吉医院がここの信徒に爆破されたから、北軍浄化会は危険だと思って」
「危険だから壊滅させる為に乗り込んだってか? 相変わらず青臭いこと言ってんだな。だからピヨなんだよ」
鼻で笑いながら、俺を馬鹿にする杉村。
この人は本当に出会った頃から変わらないな。
それが腹立たしくもあり、そして嬉しくもある。
「西軍は今、タケさんと宗司が戦争してるって聞きましたけど。どうなってるんですか?」
「……あんなのは、まともな人間のやる戦いじゃねぇよ。タケさんも宗司も、どうかしちまったんだと思うぜ。西軍の人間同士で殺し合いなんてよ、やるべきじゃねぇんだ」



