東京ルミナスピラー

吹雪さんが言うように、寺の入り口には信徒が立っていて、やって来た信徒達をPBSでスキャンしている。


確かにこれじゃあ、正面から中に入ることは困難か。


「ほらほら、頭を使いなよ少年少女達。ただ武器を振って敵を倒すしか出来ないなんて、そんなのは知能のある人間とは言えないね。ただの獣だよ獣」


くっ! 吹雪さんも密偵だった!


きっと、吹雪さんの中ではとっくに答えは出ているのだろう。


その上で、俺達にこの難題を解かせようとしているんだ。


「うーん……わかった! 蘭子がナイトガードを使って突撃する! ビルの壁くらいなら破壊出来るから、その穴から中を見るっていうのはどうだ?」


結局力かよ。


見付からないようにって言ってるのに、壁を破壊するとかどんな過激な作戦だよ。


「敵の目を引き付けるって意味では悪くないけど、今回の作戦では相応しくないね。出来るだけ騒がれずに、内情を知りたいんだよ」


優しく、蘭子のヘルメットを撫でて、やんわりとダメ出しをした吹雪さん。


となると……ベタだけどやっぱり侵入しかないよな。


「だったら、二階か三階の窓から中に入って、内部を探るしかないですね」