東京ルミナスピラー

なんでって、普通に戦っても自爆されたらアジトの場所を聞き出せないからじゃないの?


大した強さじゃないやつらでも、あんな手に出られるととんでもない脅威になるんだなと思い知らされたよ。


「あいつら集団で動いてるなら、たった二人じゃ何も出来ないっしょ。だから、私達がいなくなったらアジトに帰ると思ってね」


そう言いながらその場にあぐらをかき、静かになった吹雪さん。


「なるほど……逃げる二人をイーグルアイで追うんですね。俺にはない発想だったな」


そもそも、近くに吹雪さんがいなかったから、ああするしかなかったんだけど。


吹雪さんを呼ぶ合図でも決めておけばよかったよ。


「ん……見付けた。北軍浄化会のやつら、あんなところにいたとはね。そりゃあ私達が邪魔になるわけだわ」


「もう見付けたんですか? 吹雪さんの予想通り動いたってことですね」


あぐらをかく吹雪さんの前に屈んでそう言うと、吹雪さんは俺のヘルメットを両手で掴んで、コツンとシールド同士を当てた。


「覚えておきなよ。弱いやつは群れる。でも、その群れがなくなったらすぐに助けを求めに行く。そういうもんなのさ」


それだけ言うと、俺のヘルメットを指で弾いた。