東京ルミナスピラー

腕を広げ、ジリジリと俺に迫る信徒達。


どうすればいいんだと、トンファーを振り回しながら徐々に壁際に追い詰められ、もう後がなくなったその時だった。


道路に、レースの切れ目の入ったライダースーツ。


背中がぱっくりと開いた豊満なボディの女性が、音もなく当然現れたのだ。


「葵! 伏せな!」


その言葉を聞くと同時に屈むと、女性の手に握られていたチャクラムが投げられ、信徒達の首を次々と切断して行った。


バタバタと倒れる信徒達。


次々と光の粒へと変わり、残るは二人の男女の信徒だけになっていた。


「ふ、吹雪さん……た、助かりました」


「まったく。しっかりしなよ。こういう連中はまともに戦ってもダメなんだよ。もっと頭を使いな」


南軍で結城さんを倒したからと言って、それが通用する相手じゃないってことか。


「また同じようなのが現れたか。いや、貴様……雨村吹雪だな? ほう、あのビルの倒壊を逃げ延びたか。まだまだ救われんようだな」


「ってことは、あんたが善吉医院を爆破したやつだね? 人のねぐらを吹っ飛ばしてくれちゃってさ! 絶対に許さないんだからね!」


「ならばどうする? 我々を殺すか? 我々は死を恐れない。死は救いだ」