東京ルミナスピラー

強がってはみるものの、これは思ったよりもまずい状況なんじゃないか?


ただ殺し合うだけの戦闘なら、どう見てもこんなやつら、あっという間に殺せる。


だけど今回はそういうわけにもいかない。


捕まえようとすれば、こいつらは簡単に自爆してしまうだろう。


そうなればアジトの場所がわからなくなってしまう。


「値段の問題ではありません。純金で出来た仏像を、信仰心もなくインテリアの為に飾る人もいれば、絵に描いた仏様をありがたがって拝む人もいる。つまりは心のありかた一つということです」


「なるほどね、納得」


納得はしたけど、だからといって北軍浄化会がまともだとは思っていない。


どんなにまともなことを言ってるようでも、一般的にはおかしい集団なのだから。


日本刀では、この程度のやつらは撫でるだけで身体を切断してしまいかねない。


だからトンファーを両手に持ち、どうするべきかを考えているけど……いい考えが浮かばない。


「さあ、私達の抱擁で救われるのです。死は救い。あなたを救うと同時に、私達も救われる。だから死を恐れることはない」


布を被っていても、この女性らしき人が笑ったのがわかった。