東京ルミナスピラー

「作戦はわかりました。夕蘭と蘭子は大丈夫か? 一人でやれるか?」


一人でやるとなると、どちらも心配な点がある。


伊良に特訓を受けていたとはいえ、夕蘭に一人で戦えるだけの強さがあるのかという不安があるし、蘭子はずっと一人でいたのに、作戦とはいえまた一人になってしまうのだから。


「あー。なになに? 結城さんを倒したからって、私を下に見てる? 一人でだって戦えるっての」


まあ、夕蘭の性格ならそう言うだろうな。


それに、なんだかんだ言って死んだところを見たことがないし、生き残る能力は高いのかもしれない。


だとすると問題は……。


そう考えながらチラリと蘭子を見ると、シールドを上げたヘルメットの下に、ニコニコしている蘭子の目が。


「大丈夫。皆お揃い、一人じゃない。だから蘭子は寂しくないニャン」


猫耳ヘルメットだからって、そんな語尾にしなくてもいいのに。


でも、そう思ってくれているなら大丈夫かな。


蘭子の強さは折り紙付きだし、北軍でもまともに相手になるようなやつは多くないだろうから。


「よし、仲間の心配は済んだね? じゃあ行くよ! さっさと北軍浄化会をぶっ潰すよ! 他にもやることはいっぱいあるんだからね!」


檄を飛ばして入口の方に向いた吹雪さんのスーツの背中は、ぱっくりと割れているデザインで、素肌が丸見えになっていた。