俺の日本刀と同じ軌道を辿るように、鬼の腕から血が飛び散る。
身体を反転させ、鬼に背中を向けるような体勢になると、刃が後方にいた灯の方を向いた。
そこから素早く刃を横に向け、一気に前方にいる鬼に向かって振り抜く!
と、自分でも不思議なほど動けたけれど。
最後の一撃は鬼には当たらずに空を切ったのだ。
日本刀の刃よりも数メートル先。
ボトリと地面に落下した自らの右腕を睨み付け、負傷した左腕でそれを拾い上げると、怒りに満ちた形相を俺に向けた。
「ピヨ……ピヨ! お前を忘れない!!」
そう言うと白い塔……両国の方に向かって逃げて行ったのだ。
鬼がいなくなっても戦闘態勢を解けないまま、俺達は何が起こったのかを必死に考えた。
そして。
「は、ははっ。お、おいおいピヨ! お前鬼に恨みを買ったみたいだな! 忘れないってよ! モテモテじゃねぇか!」
杉村のその言葉で、ようやくとりあえずの脅威は去ったのだと、俺達は武器を下ろすことが出来た。
「こ、怖かった……敵軍だけじゃなくて、鬼にも注意しなきゃならないとか、どれだけしんどいのよ! 勘弁してよ!」
身体を反転させ、鬼に背中を向けるような体勢になると、刃が後方にいた灯の方を向いた。
そこから素早く刃を横に向け、一気に前方にいる鬼に向かって振り抜く!
と、自分でも不思議なほど動けたけれど。
最後の一撃は鬼には当たらずに空を切ったのだ。
日本刀の刃よりも数メートル先。
ボトリと地面に落下した自らの右腕を睨み付け、負傷した左腕でそれを拾い上げると、怒りに満ちた形相を俺に向けた。
「ピヨ……ピヨ! お前を忘れない!!」
そう言うと白い塔……両国の方に向かって逃げて行ったのだ。
鬼がいなくなっても戦闘態勢を解けないまま、俺達は何が起こったのかを必死に考えた。
そして。
「は、ははっ。お、おいおいピヨ! お前鬼に恨みを買ったみたいだな! 忘れないってよ! モテモテじゃねぇか!」
杉村のその言葉で、ようやくとりあえずの脅威は去ったのだと、俺達は武器を下ろすことが出来た。
「こ、怖かった……敵軍だけじゃなくて、鬼にも注意しなきゃならないとか、どれだけしんどいのよ! 勘弁してよ!」



