「いや、あの……確かに父さんがいたアジトってのはあると思うんですけど。舞桜が何度も壊滅させたからその報復……って可能性が高いんじゃないですか?」
俺が尋ねると、吹雪さんと舞桜は顔を見合わせて、小さく「あー」と唸るように呟いた。
「それだわ。なんだろう。すっかりそれは忘れてたわ」
「そうだな。あれだけの力の差を見せ付けられて、まさか反撃を仕掛けてくるとは思わないからな」
これだよ。
俺も多分、この二人と同じ考えだと思うけど、強くなれば弱い人のことは考えなくなる。
弱い人がいくら声を上げても、反撃に出ても力でねじ伏せることが出来るから。
この街では普通のことなのかもしれないけど、人としては最低だな。
俺も含めて、この街にいたらそういう考えになって行くのだろう。
「ま、まあ……だけど、何にせよ敵対の意思は見せて来たわけですね。それも、いきなりアジトを爆発するってやり方で」
「こりゃあ、正面から叩いてもダメだね。舞桜があれだけ何度も潰したのに、気付いたらまた復活してるからね」
何となくだけど、月影が言っていたことが俺にもわかり始めたな。
力でねじ伏せるのではなく、心を折る戦いか。
舞桜が力でねじ伏せた結果が今なら、まさにその通りじゃないか。
俺が尋ねると、吹雪さんと舞桜は顔を見合わせて、小さく「あー」と唸るように呟いた。
「それだわ。なんだろう。すっかりそれは忘れてたわ」
「そうだな。あれだけの力の差を見せ付けられて、まさか反撃を仕掛けてくるとは思わないからな」
これだよ。
俺も多分、この二人と同じ考えだと思うけど、強くなれば弱い人のことは考えなくなる。
弱い人がいくら声を上げても、反撃に出ても力でねじ伏せることが出来るから。
この街では普通のことなのかもしれないけど、人としては最低だな。
俺も含めて、この街にいたらそういう考えになって行くのだろう。
「ま、まあ……だけど、何にせよ敵対の意思は見せて来たわけですね。それも、いきなりアジトを爆発するってやり方で」
「こりゃあ、正面から叩いてもダメだね。舞桜があれだけ何度も潰したのに、気付いたらまた復活してるからね」
何となくだけど、月影が言っていたことが俺にもわかり始めたな。
力でねじ伏せるのではなく、心を折る戦いか。
舞桜が力でねじ伏せた結果が今なら、まさにその通りじゃないか。



