東京ルミナスピラー



「やったか? 誰も逃げてはいないな?」


「間違いない。全員この中にいた。これほどの瓦礫に押し潰されれば、いかにやつらとて生きてはいまい。名鳥の仲間に死を!」


「他軍からの来客もあったようだしな。我々に逆らうとどうなるか、恐れおののくがいい。ふはははは!」


「よし、教祖様に報告だ。行くぞ」


そんな声が聞こえて、俺は揺れと目眩が治まるまで待ち、ゆっくりと顔を上げた。


すると、蘭子の中心に球状のバリアのような物が張られていて、俺達はそれのおかげで瓦礫の下敷きにならずに済んだのだということがわかった。


「蘭子……助かった。ありがとう」


「友達だから、助けるのは当たり前。だけどどうしよう。もうすぐナイトガードが切れる。切れたら押し潰される」


つまり、このバリア……ナイトガードが解けてから、瓦礫が落ちてくる間に逃げないと行けないわけか。


「めんどくせぇ。葵、お前の後ろだ。そっちが道路側だからよ、脱出するならそっち側だ。一番瓦礫が少ねぇはずだ」


確かに、発破解体されたなら、道路に面した側が一番瓦礫が少ないか。


日本刀を取り出し、背後の瓦礫を破壊して脱出する。