「追われてるって、助けないんですか? 吹雪さんのイーグルアイなら、どこにいるかくらいわかりますよね?」
「わかるさ。わかるけどね。葵は追わない方がいい。私達は勘違いしてたのさ。名鳥さんはいつも適当で、『死にゃあしないって』とか気楽なことを言ってたのは、明がいたからなんだよ。明が、名鳥さんが本来持っていた暴力性を抑え込んでいたんだ。でも、明はこの街にはいない」
家にいる時も、どこにいても、父さんの暴力的な姿なんて見たことはない。
いつも母さんと一緒にいたから……というのが真実だとして、だったらどうやって止めればいい。
「光に続いて灯も失ってよ、挙句の果てにはお前に『引き取らなきゃ良かった』なんて言っちまったもんだから、完全に壊れちまったんだろうな。悔しいけどよ、俺は『北軍浄化会』だって黒井だって構わねぇ。名鳥さんを止めてくれるなら、誰だって」
ゲフッと、口から血を吐きながら格好をつけてそう言った拓真。
格好……つかないな。
「で、でもさ、名鳥さんって強さランキングでも相当上位なわけでしょ? そんなの、倒せる可能性がある人なんて数えるくらいしかいないんじゃないの?」
「わかるさ。わかるけどね。葵は追わない方がいい。私達は勘違いしてたのさ。名鳥さんはいつも適当で、『死にゃあしないって』とか気楽なことを言ってたのは、明がいたからなんだよ。明が、名鳥さんが本来持っていた暴力性を抑え込んでいたんだ。でも、明はこの街にはいない」
家にいる時も、どこにいても、父さんの暴力的な姿なんて見たことはない。
いつも母さんと一緒にいたから……というのが真実だとして、だったらどうやって止めればいい。
「光に続いて灯も失ってよ、挙句の果てにはお前に『引き取らなきゃ良かった』なんて言っちまったもんだから、完全に壊れちまったんだろうな。悔しいけどよ、俺は『北軍浄化会』だって黒井だって構わねぇ。名鳥さんを止めてくれるなら、誰だって」
ゲフッと、口から血を吐きながら格好をつけてそう言った拓真。
格好……つかないな。
「で、でもさ、名鳥さんって強さランキングでも相当上位なわけでしょ? そんなの、倒せる可能性がある人なんて数えるくらいしかいないんじゃないの?」



