東京ルミナスピラー

「そこまで知ってるってことは、名鳥さんが狙われてるってのは知ってるよね?」


「なんか、父さんがキングを破壊させたって噂が広まったとかどうとか……」


「……じゃあ、ここにいた夢子は覚えてる?」


忘れるはずがない。


俺達が北軍に来た時に助けた女性で、杉村とお互いに一目惚れをしてイチャイチャしていた人だ。


ここに来る度姿を見ないけど、西軍も北軍も大変な時に、またどこかでイチャイチャしてるのかな。


そう考えながら、吹雪さんに頷いて見せた。


「あの子、『北軍浄化会』に入信しちゃったんだよ。杉村のことばかり考えてて、私達の話なんて聞いちゃいなかったんだろうね。レベルが半分になって怒り出しちゃって……」


悪いけど、容易にその姿を想像出来てしまう。


元々夢子さんはそんなに強い人ではなかったし、さらにレベルが半分になったとなれば、死活問題だろうから。


吹雪さんや舞桜、拓真はすぐにレベルを戻したのか。


「吹雪さん達は、レベルが半分になったって感じさせないですけど、流石ですね」


「まあね。レベルが半分になったってことは、その分強敵と戦うチャンスが増えるってことだからね。街全体のレベルが上がり続けてるんだから、元に戻すのはそんなに難しいことじゃないよ」