東京ルミナスピラー

他のやつはこの鬼に殺られたのか!?


まだ3人くらいはいたはずなのに!


怯える女は、鬼に掴まれていて……その頭部を覆うほどに開かれた鬼の口が。







バキッ!






という派手な音を立てて、勢いよく閉じられた。


額から上が鬼にかじられて喪失し、目玉が押し出されたのか、ポンッと飛び出して垂れ下がる。


「な、何人殺ったんだ、この鬼は!」


「気を付けろピヨ! こいつらは人間を食えば食うほど強くなる! 俺達の武器のレベルアップみたいにな!」


つまり、もしかすると俺達よりも強い鬼かもしれないってことか。


あの変異種のポーンほどではないにしても、今の俺達にとっては十分強敵に違いない。


でも……。


「人間と戦うよりは全然いいよ。遠慮なくやれる」


「はっ! 同感だね。まさかピヨと意見が合うとは思わなかったぜ」


俺が腰を落として日本刀を構えると、杉村もロングソードを構えた。


食われた女性が光の粒に変わり、ニタリと笑いながら俺達に目を向ける鬼。


両手をグッと握り締めて、パッと開いたかと思えば、その爪が1m程伸びたのだ。


まさかそれが、鬼の武器だとでも言うのかよ。