東京ルミナスピラー

「葵くんっ!」


その声と共に、後方から飛来した1本の矢。


曲刀の男の右肩を貫き、男は空中でバランスを崩したのだった。


「ぬわっ!?」


とはいえ、攻撃が中断されたわけじゃない!


ここから素早く反応しなければ、俺が殺されることは明白!


そして俺の後ろには灯がいる。


「うわあああああああっ!」


そう考えて、頭の中が真っ白になりながら振り上げた日本刀。


振り下ろされた曲刀が日本刀とすれ違って、俺の身体の前を通り過ぎた。


ピチャッ。


と、血飛沫が俺に降りかかり、男は真っ二つになって空中で光の粒へと変化したのだ。


「はっ! やるじゃねぇかよピヨ! こっちも終わったぜ!」


慌てて杉村の方を見ると、ロングソードに頭部を貫かれた男が、同じく光の粒に変わるところだった。


「はぁ……はぁ……や、殺ったのか……俺は!」


いや、まだだ!


まだ北軍の人間はいたはずだと、秋葉原方面に顔を向けた俺は……その異様な光景を目にすることになった。


「あ、ああああ……た、助け……ああ……」


北軍の人間を追っていた鬼。


それが、北軍の人間を捕まえて、背後から両肩を掴んで大口を開いていたのだ。