東京ルミナスピラー

まるで、このタイミングで攻撃に移るのを知っていたかのように、顔を上げて俺を見ていたのだ。


「紫電一閃・二式……」


「まずいっ!」


振り上げた日本刀を慌てて振り下ろし、結城さんの紫電連撃を受け止める為に防御体勢に入った。


「紫電連撃!!」


着地と同時に、凄まじい連続攻撃が俺を襲う。


一撃受け止めるたび、身体の表面にピリピリと電気が走る。


この痺れるような感覚があるだけでも、結城さんにはとてつもなく有利な状況になるだろう。


心が折れてしまいそうになりそうな連撃を何とか受け止めた時には、俺は着地点から5mも後方に弾かれていた。


そして、遅れてやってきた衝撃が、雨粒を球状に破裂するかのように押し広げる。


「どうした葵。俺の紫電連撃に弱点があるんだろう? だったら遠慮せずにやってみせろ」


完全にタイミングを合わされた。


さっき呟いていたのは、もしかして俺が武器を取り出した回数なのか?


たった一回見ただけでそれに気付いたのか。


伊達に南軍最強を名乗ってるわけじゃないってことか。


だったら……結城さんの考えを超えれば良いだけだ。


「それじゃあ今度こそ、遠慮なく行かせてもらいます」