東京ルミナスピラー

飛び越える際に、背中に一撃入れるが……結城さんが警戒して前屈みになったのか、皮膚の表面をかすめただけで致命傷にはならなかった。


それでも……この体勢に入ればこっちのものだ!


クルリと身体を回転させて、空中を蹴って結城さんに最接近し、背中を蹴ってまた飛び上がる。


同じ行動を繰り返すことで、速度が上がり続ける「加速」。


何度も何度も結城さんを蹴り、最高速に達する。


「食らえ! 紅散花閃!」


「……紫電連撃!!」


超高速で飛び回りながら斬り付ける俺に対して、その場で抜刀術の連撃を繰り出す結城さん。


さっきと同じように、攻撃を出したらすぐに鞘に納めて、また攻撃を繰り出すという、まさに「連撃」の名に相応しい攻撃だ。


それが、俺の攻撃を上回る速度で繰り出されて、全て防がれている。


くそっ! なんて速さだよ! これじゃあ全然攻撃が当たらないし、勝つ方法が見付からない!


……なんて、月影と大塚さんの特訓を受けるまでの俺なら、そうパニックになっていただろうな。


このままでは埒が明かないと、俺は一旦飛び退いてPBSを開いた。


結城さんが攻撃体勢に入る前に回復をして、腕を元通りにする。