東京ルミナスピラー

「ふむ、悪くない動きですね。昴くんの紫電一閃を、足の裏で取り出したトンファーで受け止めるとは成長したものです」


「そんなことが出来るのかよマスター。俺はハンマー一本だから、そもそもがそんな戦い方は出来ねぇんだけどよ」


「フフフ。武器を二つ使える葵くんだからこその技ですね。しかも、武器破壊が出来ないトンファーならではの防御法です」


大塚さんと伊良さんの会話が聞こえたが、その通りだ。


結城さんの攻撃が来る前に、足の裏でトンファーを取り出すイメージで武器を取り出して、それで受け止めたのだ。


その気になれば、足の裏で鞘だって取り出すことが出来るだろう。


そしてこれが可能になったということは、俺の動きがさらに強化されるということだ。


「手を抜いたつもりはない。ということは……お前がそれだけ強くなったということだ。そしてこのレベルの戦いになったら、決着は一瞬でつく。俺かお前か、どちらかが死ぬんだ」


そう話している結城さんには、僅かな隙もない。


「俺は死にません。全てを乗り越えて、俺はバベルの塔に登ります。だから……結城昴、俺はあんたを越えて行く!」


「そう簡単に乗り越えられる壁だと思うな」