東京ルミナスピラー

決闘……一対一の戦いで、どちらかが死ぬまでこの状態が解けることがないシステムだ。


つまり……今までは手を抜いて俺と戦っていたってわけだ。


「わかりました。でも良いんですか? 復活したばかりでまた死ぬことになりますよ?」


結城さんから届いた決闘の申し込みを承諾して、俺は日本刀を鞘から引き抜いた。


「言ってくれる。でもな葵。俺を……舐めるなよ?」


俺と結城さん。


お互いを光が繋ぎ、決闘が始まった瞬間、結城さんが低い姿勢で俺に向かって駆け出す。


そのあまりのスピードに身体が雨を弾き、結城さんが移動した痕跡が雨のトンネルとなりその場に残っている。


雨粒も、斬られたことがわからないほどの超高速の抜刀術。


それをトンファーと日本刀で受け止めて、身体の表面をビリビリと電気のようなものが流れた。


「チッ」と結城さんが小さく舌打ちをして、その場でさらに低く、斬撃を打ち込んだ反動を利用し、逆回転して鞘で足元に一撃を入れようとする。


それを飛び上がって回避したが、飛び上がった場所に二撃目の日本刀が迫ったのだ。


結城さんの攻撃は回転を多用する。


初撃を防がれても回避されても、次の攻撃が間髪入れずに襲って来るってわけだ。