東京ルミナスピラー

また人と戦わなきゃならないのか。


そう思いながら日本刀を抜き、杉村の横に並んだ。


「敵の数は……7ってとこか。ん? なんだ? 6になった?」


杉村がサングラスを上げて、目を凝らして見る。


確かに6人……いや、5人に減った!?


何かがおかしい。


それに、こっちに走って来ているけど、まるで敗走のような……必死の形相で、何かから逃げているような感じだ。


「杉村さん! 違う! 1人は鬼だ! 人間じゃない!」


そう言っている間にもさらに1人減った!


「どうする!? 助けるの!? それとも……」


舞美さんも判断に困っている中で、杉村がペロリと唇を舐めて、その人達に向かって駆け出した。


「冗談だろ! 俺達にしてみれば、どっちも敵なんだぜ!? 強くなる為に、殺すやつらを選んでられるかよ!」


俺は……どうすればいいかわからない!


杉村に続いて走りはしたものの、それが本当に正しいことなのかさえわからない!


「なっ! せ、西軍のやつらかよっ!」


「ふざけんじゃねぇ! そこを退けよ!」


鬼から逃げているというのに、前から来る男達は武器を取り出し、俺達を殺す気満々で迫って来たのだ。