と、思ったけど……意外なことに月影は俺達の輪の中に入って正座をし、レジ袋の中に大量に入っているビールを手に取ったのだ。
「いただきます」
「お、なんだよ。てっきり断られるかと思ったのによ」
「良いでしょう? たまには。昴でさえ倒せなかったあの化け……友里さんを、葵が倒したんです。祝杯と弔いの盃を捧げるくらい」
チラリと俺を見て、気遣ってくれているのがわかる。
もしも俺が、灯を失った悲しみから抜け出せなくて、その悲しみの中で友里を殺したとなったら、完全に精神が壊れてしまった未来もあったのかもしれない。
母さんの想いに救われたというのもあるだろうけど、きっと俺を支えてくれたのはそれだけじゃない。
そんなことを考えていると、バタバタと慌ただしい音と共に、屋上のドアが開いて……慌てた様子の夕蘭が飛び出して来た。
「あ、あの……葵がいなくて。私がベッドに寝てて……月影さんが屋上に行くのが見えたから……って、あれ?」
起きたばかりで寝惚けているのか、夕蘭が皆の顔を見回して俺を見付けると、顔をくしゃくしゃにして俺に飛びついて来たのだ。
そして俺と夕蘭は、そのまま屋上から落下した。
「いただきます」
「お、なんだよ。てっきり断られるかと思ったのによ」
「良いでしょう? たまには。昴でさえ倒せなかったあの化け……友里さんを、葵が倒したんです。祝杯と弔いの盃を捧げるくらい」
チラリと俺を見て、気遣ってくれているのがわかる。
もしも俺が、灯を失った悲しみから抜け出せなくて、その悲しみの中で友里を殺したとなったら、完全に精神が壊れてしまった未来もあったのかもしれない。
母さんの想いに救われたというのもあるだろうけど、きっと俺を支えてくれたのはそれだけじゃない。
そんなことを考えていると、バタバタと慌ただしい音と共に、屋上のドアが開いて……慌てた様子の夕蘭が飛び出して来た。
「あ、あの……葵がいなくて。私がベッドに寝てて……月影さんが屋上に行くのが見えたから……って、あれ?」
起きたばかりで寝惚けているのか、夕蘭が皆の顔を見回して俺を見付けると、顔をくしゃくしゃにして俺に飛びついて来たのだ。
そして俺と夕蘭は、そのまま屋上から落下した。



