重力波が収まり、化け物となっていた友里の身体から、一気に黒いモヤが噴出して……元の鬼の姿の友里が現れた。
と言っても、胴体は切断され、モヤに変わり続けているわけだが。
「友里……」
それを見て、俺は慌てて駆け出した。
脚に力が入らなくて、転びそうになりながら。
「友里、お前……元に」
上下に分断された身体を抱き起こし、小さくそう呟いたが、決して元に戻ったわけではないというのが、友里の身体から漏れ出る黒いモヤからわかった。
そして、それは友里もわかっているのだろう。
「葵……葵。大好き……」
ニコッと笑って、俺の頬を撫でた友里は、まるで風船が破裂するように黒いモヤへと変わって……ゆっくりと、空に昇って行った。
涙が頬を伝って零れ落ちる。
友里は……西軍でルークと戦った時に、俺を守って死んでしまった。
それで恐らく、両国付近で復活したところを津堂に捕まって実験材料にされたのだろう。
なぜか俺に懐いていて、約束を守って夕蘭をずっと守っていてくれた。
こんなに悲しいのは、友里は仲間だったからなんだろうな。
そんな大切な仲間を……自分の手で殺さなければならないなんて。
と言っても、胴体は切断され、モヤに変わり続けているわけだが。
「友里……」
それを見て、俺は慌てて駆け出した。
脚に力が入らなくて、転びそうになりながら。
「友里、お前……元に」
上下に分断された身体を抱き起こし、小さくそう呟いたが、決して元に戻ったわけではないというのが、友里の身体から漏れ出る黒いモヤからわかった。
そして、それは友里もわかっているのだろう。
「葵……葵。大好き……」
ニコッと笑って、俺の頬を撫でた友里は、まるで風船が破裂するように黒いモヤへと変わって……ゆっくりと、空に昇って行った。
涙が頬を伝って零れ落ちる。
友里は……西軍でルークと戦った時に、俺を守って死んでしまった。
それで恐らく、両国付近で復活したところを津堂に捕まって実験材料にされたのだろう。
なぜか俺に懐いていて、約束を守って夕蘭をずっと守っていてくれた。
こんなに悲しいのは、友里は仲間だったからなんだろうな。
そんな大切な仲間を……自分の手で殺さなければならないなんて。



