東京ルミナスピラー

「行くぞ杏ちゃん! うおおおおおおおっ! 食らえ化け物! アースクラッシュ!」


ドスドスと巨体を揺らし、駆け寄って来た伊良のハンマーが巨大化する。


そしてそれを振り被って軽く飛び上がり、地面に向けて叩き付けたのだ。


そのあまりにも強烈な一撃は地面を陥没させ、友里の下の地面を勢いよく隆起させたのだ。


「う、うわっ! 押し上げられる!」


「い、伊良さん! やるならやるって言ってください!」


俺と大塚さんも、跳ね上げられた友里の背に乗ったまま空中に放り投げられる。


そんな俺達の目の前に現れたのは、希澄が動かしている看板。


これに飛び乗れと言いたいのだろう。


友里の背を蹴って看板に移った俺と大塚さんを乗せ、看板はさらに上空へと移動した。


「伊良ちゃん! やって!」


杏子がPBSを開き、取り出したのは大量の爆弾。


俺と違って操作に迷いがなく、友里の着地地点であろう場所に敷き詰めるように投げ付けた。


「任せな! 押し潰せ! グラビティブレイク!」


そして、伊良がハンマーをその爆弾の中に投げ付けた瞬間、円柱状に黒い光が天に伸び、友里の身体が勢いよく引き寄せられたのだ。