東京ルミナスピラー

「なんだよ……池田の弱い方かよ。場違いなんだよしゃしゃり出てくんなよ」


「池田の……弱い方ですか。邪魔です。即刻去りなさい!」


王我を見るなり、月影も伊良も酷い言いようだ。


だけど良く考えれば、一時期は南軍を三つに分けていたグループのリーダーがこの場に集まっているわけか。


「おいおいおい! テメェら寄ってたかって! ふざけんじゃねぇぞ! 俺はあれから血の滲むような特訓を重ねたんだ! 見てろよ! うおおおおおおおっ!」


二人の忠告も聞かずに、メリケンサックを装着して友里に向かって行く王我。


確かに、俺と戦った時とは比べ物にならないくらい速いし、とんでもないプレッシャーだ。


「食らえよ! 王牙連撃殺!」


王我の拳が光を纏う!


凄まじい勢いで友里に襲い掛かった王我!


だが、友里の脚がそれよりも早くに王我をなぎ払うように直撃して……。


遥か彼方まで吹っ飛ばされて、花火のように空中で光の粒が飛び散ったのだ。


「あ、あいつは一体何をしに来たんだよ……わざわざ一発ギャグを披露しに来たのか?」


伊良が呆れたように呟いたが、一緒に来た希澄も呆れたようにため息をついていた。