東京ルミナスピラー

ニヤリと笑ったその女性……吹雪の目に、身震いをした瞬間。




キィン!




という金属音が周囲に響き渡った。


慌ててまた振り返ると……。


拓真のショートソードが、杉村の首とロングソードに当てがわれていて。


見るからに一歩も動けない状況だというのがわかった。


「シット! 嘘だろ……こんな一方的に」


「くだらねぇな。お前みたいな弱いやつを殺したら、俺の株が下がっちまうわ。吹雪さん、やっぱこいつら弱いっすよ」


恐らく、俺達の中で一番強い杉村が手も足も出ないなんて。


まとめてかかったとしても、とても倒せる相手ではないんじゃないか。


つまり……この人達がその気になれば、俺達はあっという間に殺されてしまうということだ。


「まあ、今は……ね。私はこの日本刀の男の子に興味があるね。甘いところとか、この抜けた感じがそっくりなんだよねー。私の知り合いにさ。どれどれ……」


そう言って、PBSを開いた吹雪。


この人達がどれだけ自由に話そうと、動こうと、今の俺達では攻撃したところで当たらないだろう。


いや、逆に反撃を食らって殺されるのが目に見えていた。