東京ルミナスピラー

「いただき……ぶふぇっ!?」


殺られた……と、思って目を閉じようとした瞬間、男の顔が上下に分かれ、後方に吹っ飛ばされる。


俺の目の前には……ロングソードが。


「へ、ヘヘヘヘイヘイ! 俺がいることを忘れてもらっちゃ困るぜ!」


「杉村さん!」


震えているけど、これ以上ないタイミングで見せ場を作ったな。


それにしても危なかった。


きっとどの人も俺より強いわけだから、俺が殺られそうになるのは当然だけど。


「ウォーミングアップは終わりだぜピヨ! 一人たりともこの先は通すなよ!」


一人殺したからって調子に乗って……。


でも、俺はまだ一人も殺してないんだよな。


決して殺したいわけじゃないけど……少し焦ってしまう。


「うおおおおっ! 死すべし死すべし!」


まだ全員片付いたわけじゃない。


鞭をめったやたらに振り回して、こちらに迫ってくる女性、そしてその後ろにまた二人控えている。


「ピヨ、あの危なそうなのは任せたぜぇっ! 俺はイケメンなんでね。どんな女でも殺すなんて無理なんだよな!」


「そんなの相手には関係ないですよ! って、わわっ!」


俺と杉村の間に、強烈な鞭の一撃が振り下ろされて、アスファルトにヒビが入った。