東京ルミナスピラー

正面から敵が5人!


牽制するように、日本刀を横に振る。


「はっ! 雑魚かよ!」


だけどそれは、先頭を走っていた男の短剣にあっさりと受け止められて。


すかさずその後ろにいた別の男が、鎌を俺の脇腹目掛けて振ったのだ。


「葵くん!」


後方から舞美さんの声が聞こえたと同時に、鎌の男の腕に矢が突き刺さる。


「うっぎゃあああああっ! い、いてぇぇぇっ!」


そして、倒れた鎌の男の額に追い打ちの矢が突き刺さって、男は光の粒に変化した。


「武藤っ! 野郎!」


短剣の男が、四散した光の粒を見て、俺を睨み付ける。


やったのは俺じゃないのに!


そして、短剣を上方に振り上げて、俺の日本刀を跳ね上げた。


「ハッ! 得物は立派でも、腕はからっきしだな!」


「な、なにをっ!」


その言葉にムキになって、跳ね上げられた日本刀を何度も何度も男に打ち付ける。


殺したくはないけど、殺さなければ殺される!


俺にそのつもりがなくたって、こいつは俺を殺すつもりなんだ!


「お? お? こいつ、武器の使い方もしらねぇのか? ラッキーだぜ!」


何度日本刀を叩きつけても、男はいやらしい笑みを崩さない。


そして、俺が日本刀を振り上げた瞬間、男は俺の懐に飛び込んで、短剣を喉元に突き付けたのだ。