「あ、ああ……だが、なんだあの男は。どこかで見たような……津堂の仲間だったか?」
灯をおぶり、ホームレスの男を不思議そうに見るけど、俺からしてみればわけのわからないことを言う不審者に他ならない。
「その娘……いや、多くは語るまい。俺と戦うつもりか? その程度の脆弱な力で」
顔色ひとつ変えずに、あの豪華な装飾の日本刀を取り出したホームレス。
そしてコートを脱ぎ捨てると、その下から傷だらけの筋肉質の身体が露になった。
見るからに修羅場をくぐって来たって感じがする。
だけど、俺だって自分より強そうな相手と戦って来たんだ。
「杏子さん、灯と吹雪さんを守ってください。こいつは俺がやる。俺がやらなければならない気がするんです」
「な、何言ってるの、無茶だよ葵くん!」
杏子のその言葉は実に正しい。
俺もある程度強くなったという自信はある。
だからこそ、この男との力の差は痛いほど感じている。
「吹雪さん? 葵くん?」
俺と杏子の言葉に、なぜか反応するホームレスの男。
そして、今まで表情を変えなかったのに、ニヤリと笑って。
豪華な装飾の鞘から、刃を引き抜いたのだ。
灯をおぶり、ホームレスの男を不思議そうに見るけど、俺からしてみればわけのわからないことを言う不審者に他ならない。
「その娘……いや、多くは語るまい。俺と戦うつもりか? その程度の脆弱な力で」
顔色ひとつ変えずに、あの豪華な装飾の日本刀を取り出したホームレス。
そしてコートを脱ぎ捨てると、その下から傷だらけの筋肉質の身体が露になった。
見るからに修羅場をくぐって来たって感じがする。
だけど、俺だって自分より強そうな相手と戦って来たんだ。
「杏子さん、灯と吹雪さんを守ってください。こいつは俺がやる。俺がやらなければならない気がするんです」
「な、何言ってるの、無茶だよ葵くん!」
杏子のその言葉は実に正しい。
俺もある程度強くなったという自信はある。
だからこそ、この男との力の差は痛いほど感じている。
「吹雪さん? 葵くん?」
俺と杏子の言葉に、なぜか反応するホームレスの男。
そして、今まで表情を変えなかったのに、ニヤリと笑って。
豪華な装飾の鞘から、刃を引き抜いたのだ。



