東京ルミナスピラー

生きたまま腸を引っ張り出されるなんて、どんな感覚なんだろうか。


出来るなら一生味わいたくはないけれど。


「ま、ま、ま、待て……頼むから待ってくれ……気が狂いそうだ……言うから、言うからそれ以上はもうやめて……」


「だらしないね。あれだけ啖呵切ったんだから、もっと耐えなよ。でもまあ、素直なのは嫌いじゃないよ私は」


パッと緑川の腸を離し、ニッコリと笑って見せた吹雪さん。


「怖ぇな、女は。覚えておけよ葵」


「こんなの忘れないって……」


ボソボソと男同士で呟いて、笑う吹雪さんに少し恐怖していた。


「はぁ……はぁ……つ、津堂はここから北東に……」


と、そこまで緑川が言った時だった。


空から三本の光が降り注ぎ、緑川の身体を貫いたのだ。


三本の光……それは、光を纏った矢だった。


「ぐふっ! ざ、残念でしたね……情報を聞き出せなく……て……」


それだけ言うと、緑川の身体は弾けるように光の粒へと変化した。


情報を渡すくらいなら、仲間でも殺すというのか。


この光の矢が飛んできた方向を見ると……ビルの上に人影が見えた。


夕暮れ時で、それが誰かはわからないけど、何か嫌な感じがした。