東京ルミナスピラー

物凄い圧で俺に迫る吹雪さん。


本気で怒っているのがわかって、下手に言い訳なんて出来ないというのが直感でわかる。


「むっ? お前、雨村か? 雨村吹雪だ、その爆乳は間違いない!」


吹雪さんを見て、神谷が思い出したかのように声を上げた。


そうか、二人とも「バベル」で、顔見知りでも不思議はないのか。


「あんたは……神谷か。昔は孤児を集めて保護してた優男だと思ってたのに、今じゃあ津堂の使いっ走りとか堕ちたもんだね。で? なんであんたがここにいんのさ?」


「つ、使いっ走り!? 聞き捨てならんな! 俺は葵少年に命を救われ、その恩を返す為に行動を共にしているんだ! お前こそいきなり現れて何を勝手に!」


顔を合わせたと思ったら、いきなり喧嘩を始めたぞこの二人!


「西軍の葵が来たと思ったら、今度は北軍か……節操がねぇな。まあ、それが葵の力なんだろうけどよ」


「ちょっと、感心してないで止めてよ伊良ちゃん! もうすぐ聖戦だってのに、ここでバトルが始まったらたまったもんじゃないよ!」


杏子に言われて、慌てて止めに入った伊良。


状況を説明して、何とか吹雪さんの怒りを鎮めることが出来た。