伊良に連れられて、光の壁を眼前に構える交差点の焼き肉店。
明らかに老人という風貌なのに、その体格と食欲は高校生の俺よりも立派で、目の前に並べられた肉を次々と網に並べて行く。
「それで、津堂を追って東軍に行こうとしてるって本当の話なの? こう言っちゃなんだけど、東軍は他の軍と比較にならないくらい強い人達が集まってるんだよ?」
橘杏子。
伊良に杏ちゃんと呼ばれている女性で、池田派に捕まっていた時とは当然ながら印象は違っていた。
あの時は喋れる状況じゃなかったからな。
「まあ待ちなよ杏ちゃん。池田派が潰れて、津堂と池田が東軍に逃げたということは、いよいよ南軍も纏まる時かもしれない。やつらに人質に取られていたやつらも戻って来たし、今がその時だろ」
肉を食いながら、見た目に似合わないことを言う伊良。
この豪快な風貌から、てっきり「南軍を支配する」とか言い出すと思っていたのに。
「しかし、そう簡単に纏まれるのか? 少し前まで、池田派、月影派、伊良派の三つに分かれて争っていたのによ」
伊良に負けない勢いで、肉を食らう神谷に、伊良と杏子は顔を見合わせて呆れ顔。
明らかに老人という風貌なのに、その体格と食欲は高校生の俺よりも立派で、目の前に並べられた肉を次々と網に並べて行く。
「それで、津堂を追って東軍に行こうとしてるって本当の話なの? こう言っちゃなんだけど、東軍は他の軍と比較にならないくらい強い人達が集まってるんだよ?」
橘杏子。
伊良に杏ちゃんと呼ばれている女性で、池田派に捕まっていた時とは当然ながら印象は違っていた。
あの時は喋れる状況じゃなかったからな。
「まあ待ちなよ杏ちゃん。池田派が潰れて、津堂と池田が東軍に逃げたということは、いよいよ南軍も纏まる時かもしれない。やつらに人質に取られていたやつらも戻って来たし、今がその時だろ」
肉を食いながら、見た目に似合わないことを言う伊良。
この豪快な風貌から、てっきり「南軍を支配する」とか言い出すと思っていたのに。
「しかし、そう簡単に纏まれるのか? 少し前まで、池田派、月影派、伊良派の三つに分かれて争っていたのによ」
伊良に負けない勢いで、肉を食らう神谷に、伊良と杏子は顔を見合わせて呆れ顔。



