東京ルミナスピラー

天井から吊るされたロープ、それに首を吊るされて、ゆっくりと揺れている大柄の男。


ギシギシという音は、このロープがくくりつけられている場所から聞こえているようだ。


「こいつ……神谷とか言うやつじゃないのか? 津堂と煌我の仲間なのに、どうしてこんなところで首を吊ってるんだよ」


その男には見覚えがあった。


だけど、ここで首を吊っている意味が全くわからない。


千桜さんがここに来たとして、こんな悪趣味なことをするとは思えないし、となると最初からこうなっていたのか?


そんなことを考えていると、首を吊っている神谷の目が開き、俺を睨み付けるように見たのだ。


「うおっ!」


てっきり死んでいるものとばかり思っていたから、それには驚いた。


「う……が……ロー……プ……切って……」


首が絞まって声が出しにくいのか、懇願するように。


生きているなら自分で切れば良いだろ。


と思ったけど、どうやら腕と脚が折られているようで、まともに動かせる状態ではないようだ。


「お前は……灯を酷い目に遭わせたやつの仲間じゃないか。どうして俺が助けると思ったんだよ」


「頼……む……助け……」