全く迷う様子を見せない灯に、杉村は口笛を吹く。
その瞬間、灯の身体に電流が流れたように、バリバリと電撃が走った。
「あぎっ! ぐぎぎぎっ!」
傍から見たらこんな風に見えてたんだな。
それが数秒続いて……グラリと灯の頭が揺れて、呼吸が再開された。
「ほれみたことか! 可愛い子は絶対に鬼にならないんだよ! これ、常識ね!」
「い、いや……そんな不確定な判断材料でPBSを起動させたんですか!? もしも灯が鬼になっていたら、どうするつもりだったんですか!」
「ならなかっただろ? 文句があるなら、鬼になった時に言えよ! 俺達はな、少しでも戦力がほしいんだよ! わかったか!」
この杉村という男、言ってることがいちいち軽い!
納得してしまいそうな言葉をいうこともあるけど、ハッキリわかったよ!
こいつ、何も考えずに適当に思い付いたことを言ってるだけだって。
「ま、まあ……これで灯ちゃんも戦えるってわけで。どんな武器なの? ちょっと見せてよ」
舞美さんに言われて、PBSを開いた灯。
ソウルウェポンの項目を押すと……2つの金属の輪っかのような武器が現れたのだ。
その瞬間、灯の身体に電流が流れたように、バリバリと電撃が走った。
「あぎっ! ぐぎぎぎっ!」
傍から見たらこんな風に見えてたんだな。
それが数秒続いて……グラリと灯の頭が揺れて、呼吸が再開された。
「ほれみたことか! 可愛い子は絶対に鬼にならないんだよ! これ、常識ね!」
「い、いや……そんな不確定な判断材料でPBSを起動させたんですか!? もしも灯が鬼になっていたら、どうするつもりだったんですか!」
「ならなかっただろ? 文句があるなら、鬼になった時に言えよ! 俺達はな、少しでも戦力がほしいんだよ! わかったか!」
この杉村という男、言ってることがいちいち軽い!
納得してしまいそうな言葉をいうこともあるけど、ハッキリわかったよ!
こいつ、何も考えずに適当に思い付いたことを言ってるだけだって。
「ま、まあ……これで灯ちゃんも戦えるってわけで。どんな武器なの? ちょっと見せてよ」
舞美さんに言われて、PBSを開いた灯。
ソウルウェポンの項目を押すと……2つの金属の輪っかのような武器が現れたのだ。