東京ルミナスピラー

裸の女の子は置いても、煌我のアジトを見付けたと言うなら、俺達がそこに向かわない理由はなかった。


ビルの上を走り、目的地に向かう。


地上を走っていた千桜さんが、不意打ちを食らって殺されたから、出来るだけ高い場所から周囲を警戒するように移動しなければならない。


「ところで希澄さん。あなたの武器はその指輪……つまり超能力ですね? 私の昔の知り合いに、車を操って、それに乗ったまま移動するということをしていた子がいたのですが。あなたは出来ないのですか?」


「その方は随分持久力があった方ですね。私は一瞬の力は大きいですが、長く続かないんです。ご期待に添えなくて申し訳ありません」


「いえいえ、ご丁寧にどうも。やはり超能力にも向き不向きはあるんですね。勉強になりました」


屋上で希澄と戦った時、防音壁を倒したりしてたけど、なるほどな。


例えばその防音壁を自在に操ることが出来れば、その上に乗って移動することも可能なわけだ。


ビルをの上を走るよりも上空を飛べれば、敵からの攻撃を受ける可能性も低くなる。


まあ、鳥型の鬼には襲われやすくなるだろうけどさ。


それでも、今の俺達ならそれにも対応出来そうだ。