服を着た王我と希澄を連れ、マンションの屋上に上がった俺達は、千桜さんと吹雪さんのスキルに頼ることにした。
結城さんの音を聞き分けるスキルも使えるかと思ったけど、どうやら同じ建物内の音しか聞き分けることが出来ないようだ。
「で、この二人は何やってんだよ? さっきからピクリとも動かねぇけどよ」
目を閉じて立ち尽くす千桜さんと吹雪さんを見て、王我が不思議そうに首を傾げて尋ねる。
王我だけじゃなく、俺も何をしているのかわからない。
「僕のスキルは知っていますね? 分身を作り出すスキルなのですが、実は最大30くらいまで数を増やすことが出来ます。まあ、そんなに作れば戦闘能力は皆無。ですが分身の目が捉えた情報は僕にフィードバックされますから、偵察には持ってこいというわけです」
戦闘で使っていた時は四人になっていた。
つまり、三体までなら、どれも本物の千桜さんを作り出せるというチート中のチートスキルだ。
「さすが千桜さん。一流の密偵は違いますね」
「おだてないでくださいわたるくん。密偵としては、僕よりも吹雪さんの方が凄いスキルを持っているんですから」
かなり集中しているのか、俺達の話には一切耳を貸さずに目を閉じている吹雪さん。
一体どんなスキルを持っているのか、俺もわかっていないんだよな。
結城さんの音を聞き分けるスキルも使えるかと思ったけど、どうやら同じ建物内の音しか聞き分けることが出来ないようだ。
「で、この二人は何やってんだよ? さっきからピクリとも動かねぇけどよ」
目を閉じて立ち尽くす千桜さんと吹雪さんを見て、王我が不思議そうに首を傾げて尋ねる。
王我だけじゃなく、俺も何をしているのかわからない。
「僕のスキルは知っていますね? 分身を作り出すスキルなのですが、実は最大30くらいまで数を増やすことが出来ます。まあ、そんなに作れば戦闘能力は皆無。ですが分身の目が捉えた情報は僕にフィードバックされますから、偵察には持ってこいというわけです」
戦闘で使っていた時は四人になっていた。
つまり、三体までなら、どれも本物の千桜さんを作り出せるというチート中のチートスキルだ。
「さすが千桜さん。一流の密偵は違いますね」
「おだてないでくださいわたるくん。密偵としては、僕よりも吹雪さんの方が凄いスキルを持っているんですから」
かなり集中しているのか、俺達の話には一切耳を貸さずに目を閉じている吹雪さん。
一体どんなスキルを持っているのか、俺もわかっていないんだよな。



