東京ルミナスピラー

「それは困りましたね。せっかく苦労してここを見付けたというのに」


話の途中で、千桜さんと吹雪さんが割れた窓から室内に入って来た。


それを見た王我は驚いた表情に変わって。


「お、お前! 向こうのビルの屋上で、俺達に見せ付けるみたいにセックスしてたエロババアじゃねぇか! くそっ! とんでもねぇドエロい痴女がいるかと思ったら罠だったのかよ!」


「あぁ? 誰がエロババアだって? 人のセックス見て興奮してるガキが、調子に乗るんじゃないよ!」


ババアという言葉が気に触ったのか、チャクラムを王我の首に押し当てた。


……吹雪さんがそれを言うか?


だって吹雪さんは、王我達のプレイに興奮して、おっぱじめたんだろ?


人のことは言えないよな。


「わ、悪かったよお姉さん。それにしても結城……随分優秀な密偵を飼ってるじゃねぇかよ月影は。まさかこの場所を特定されるとは思ってなかったぜ」


「それはどうも。ですが、煌我の居場所を知らないとなると、王我を探した意味がありませんね。ふりだしに戻る……といった感じでしょうか」


せっかく見付けたのに、王我が何の情報も持っていないとなると、千桜さんの言った通り本当にふりだしに戻るといった感じだな。