東京ルミナスピラー

隅田川を越えてすぐの所にある、光の壁ギリギリの場所。


そこにあるビルの屋上に、吹雪さんと千桜さんの姿があった。


「千桜さん、雨村さん、流石ですね。こんな短時間で王我の居場所を見つけ出すなんて」


結城さんが二人を見付けて、そう言いながら近付くと……妙にやつれた様子の千桜さんがこちらに顔を向けたのだ。


「わ、わたるくんに……あやせくん。に、二時間は長過ぎたかもしれませんね……ぼ、僕の体力が……」


まるで別人のようにげっそりしているけど、一体何があったのだろう。


もしかして、体力を消費するスキルを使い続けたとか?


だとしたら流石だ。


千桜さんの、任務への真面目さは恐れ入る。


「いやね、あいつら……王我と女があのマンションにいるんだけどさ。あいつら、見付けた時からずーーーーーーっとセックスしてるのさ。それでまあ……見てたらそういう気分になっちゃったというかなんというか」


……前言撤回。


つまり何か?


二時間ってのは、そういう気分になったからプレイする時間待てという意味だったのか!?


「ぼ、僕はこれほど凄まじい女性に出会ったことはありません……これは運命かもしれません! 僕は、やっと運命の女性に巡り会えたのです!」


満面の笑みで熱弁する千桜さんに呆れて、王我がいるというマンションに目を向けると……吹雪さんの言う通り、男女が絡み合う姿が見えた。