奥から二番目の部屋、脱げた男の靴がストッパーの役目をして、完全には閉じていないドアを押して、俺が先頭で中に入った。
先手を取られても、俺なら反応して後の先を取れるという判断だ。
ジャクジャクという、液体混じりの音が聞こえている。
この音は……もしかしてあの男を食っているのか?
だとしたらあいつらが見たっていう裸の女は鬼か。
不可解な恐怖を振り払うように、色んな可能性を考えて部屋の奥へと歩を進めた。
そして俺は見る。
ベッドの上で男の上に乗って、その腹に顔を埋めている裸の女を。
確かに裸の女だ……だけど、鬼と言うには肌の感じが違う気がする。
こちらに向けている尻を、唾を飲み込んで見ていると……それに気付いたのか、女が顔を上げて振り返ったのだ。
血塗れの顔を向けて目を見開いて俺を見ると、窓際まで飛んで、逃げるように窓を割ってそこから飛び出した。
「あ、ま、待て!」
尻に見惚れて、反応が遅れたなんてとても言えない。
窓に駆け寄ってホテルの下を見ると、女はすでに地面に着地して走り去ってしまって、今から追っても恐らく追い付けない。
「今のは……鬼か? それとも……」
先手を取られても、俺なら反応して後の先を取れるという判断だ。
ジャクジャクという、液体混じりの音が聞こえている。
この音は……もしかしてあの男を食っているのか?
だとしたらあいつらが見たっていう裸の女は鬼か。
不可解な恐怖を振り払うように、色んな可能性を考えて部屋の奥へと歩を進めた。
そして俺は見る。
ベッドの上で男の上に乗って、その腹に顔を埋めている裸の女を。
確かに裸の女だ……だけど、鬼と言うには肌の感じが違う気がする。
こちらに向けている尻を、唾を飲み込んで見ていると……それに気付いたのか、女が顔を上げて振り返ったのだ。
血塗れの顔を向けて目を見開いて俺を見ると、窓際まで飛んで、逃げるように窓を割ってそこから飛び出した。
「あ、ま、待て!」
尻に見惚れて、反応が遅れたなんてとても言えない。
窓に駆け寄ってホテルの下を見ると、女はすでに地面に着地して走り去ってしまって、今から追っても恐らく追い付けない。
「今のは……鬼か? それとも……」



