東京ルミナスピラー

「はあ、そっちのガキ……あ、そっちの方は結城さんの弟子なんすね。つまり南軍のスパイっすね。流石は結城さんっす」


話を聞いてみると、さっきこの裕二という男が口走ったそのままだったけど、どうしてこんな場所にこいつらがいるかというのがわかった。


結城さんも知っている、強い鬼が出没するというのがこのホテル周辺で、裕二達はこのホテルに美人がいるという噂を聞いた。


それで、レイプしようか迷っていた時に、裸の女が入って行ったようで、俺達が来た直後に、こいつらもやって来たみたいだ。


「……動機もタイミングも最悪だなお前達。その美人が鬼だとは思わなかったのか? 少し腕が立つくらいじゃ、食われるのがオチだぞ?」


「いやあ、こいつ強いのに本当にバカで。鬼なら動けなくしてから犯してやるとか、最悪食われながらやるのも良いかもとか言って聞かないんすよ」


どんなバカだよそれ。


鬼が相手でもとか、性欲の塊か?


まあ、元は人間だし、そういうことは出来るだろうけどさ。


「それで、お前らの他に何人いる? 他の連中と分かれたんだろ?」


もう一つのエレベーターを指さして結城さんが尋ねると、裕二は口をポカンと開けて頷いた。