『聖戦が終了しました。お疲れ様でした』
頭の中にその言葉が響き、聖戦が終了したことがわかった。
これで折れた日本刀が元に戻っているのか、試しに取り出してみると……まるで新品のように、鈍く輝く刀身が姿を現したのだ。
「うおおおおおい! 部屋にいねぇと思ったら、屋上にいたのかよ! 一声かけてくれたら良かったのによ!」
ビルの中から、宗司が蘭子と一緒に出て来た。
しっかりと蘭子と手を繋いで、まるで恋人同士じゃないか。
「いやいや宗司。あんたはどうせ蘭子ちゃんとよろしくやってたんじゃないの? 他人のセックスを邪魔するほど、私は野暮じゃないよ」
……なるほど、手を繋いでいるのはそういうことか。
それにしてもなんというか……宗司に先を越されたのはなんか悔しいな。
「バ、バッキャロウ! ひ、人をさかりのついた犬みたいに言うない! 俺はこういうのは真面目なんだよ!」
「そうだぞ! まだチューしかしてないぞ! ベロをペロペロするやつしかしてない!」
「お願い! 蘭子は黙って!」
別に知りたくなかったけど、そうか……キスはしたのか。
これからそういう目で見てしまいそうだよ。



