東京ルミナスピラー

「ミモザッ!」


気合いと共に放った咆哮。


それが一瞬、ミモザを怯ませたようだが、それでも笑いながら俺にフルーレを突き刺したのだ。


「僕が弱いと思って舐めたね!? 残念だったね! これでキミにも毒が……え?」


ミモザが何を見ていたのかは俺にはわからない。


叫んだ瞬間、俺は足に力を込めてすぐに反対方向に移動したのに、ミモザは俺がいた場所に向かって攻撃を仕掛けていた。


まるで、そこに俺がいるかのように。


しかしこれは絶好のチャンスだ。


折れた日本刀が、ミモザの首に滑り込む。


斜めに一直線に。









ガキンッ!









だけど、それはオレンジの服を着た人と、その手にある金属の棒によって阻まれてしまったのだ。


「くっ! 千桜さん!?」


「あやせくん、随分腕を上げたようですね。このまま戦っても良いのですが、キミ達の成長を見誤っていたかもしれません。ここはひとつ、武器をしまってはくれませんか? こちらの負けです」


一瞬、状況を理解出来なかったけれど、吹雪さん達の方を見ると、そこにはもう、分身の千桜さん達はいなくて。


俺の前にいる千桜さんを残すのみとなっていた。