東京ルミナスピラー

「うぐ……くそっ……」


苦しそうに、必死に顔を上げようとする宗司。


ミモザの言う通り、身体を動かすことが出来ない苦しみの中にいるのだろう。


「さてと、後はキミだけだねぇ。僕ではキミ達に勝てないかもしれないけどさぁ。足止めくらいならいくらでも出来るからねぇ」


……足止め?


ミモザは最初から、俺達に勝つつもりがなかったってことか?


それはつまり、結城さんが指示したってことか。


ここを通ってくる西軍の人間を足止めしろってさ。


「どうして足止めなんてしてるかわからないけど、俺は結城さんに用事があるんだ。ここを通してもらう」


「ダメダメ。まだ早い。まだ早いんだよねぇ。だからもう少し、僕達と遊んでいようよぉ」


「悪いけど、断る」


ミモザのフルーレに傷をつけられるわけにはいかない。


素早く、右に左にと高速で移動しながらミモザに接近する。


どうやら、最初は俺がトンファーだったから、見るまでもないと思われたのだろう。


俺の動きに合わせて、ミモザの目が高速で動いているのがわかった。


そして……俺が日本刀を振りかぶったのに合わせて、フルーレを的確に突き付けて来たのだ。