東京ルミナスピラー

槍の先端が俺を捉えるよりも早く、右に飛んでその攻撃を回避した。


だが、ナイトの槍は地面に突き刺さるまでに動きを止めて、俺が回避した方に槍を薙ぎ払ったのだ。


「う、うわわっ!」


慌てて回避した先で屈み、頭上を槍が通り過ぎる。


自殺するつもりかよ……なんて言われたけど、本当にこれじゃあいつ死ぬかわからない!


次の攻撃までに体勢を整えて、後方に飛び退いた。


槍の範囲外に出れば、連続攻撃はしにくいだろうと思ったから。


案の定、槍を構え直して俺に向かって突進してくる。


そして、巨大な槍をまた俺に向かって突き付けたのだ。


よく観察すれば、動きが単調で予測しやすい。


とはいえ、それは最低限俺くらい強い人に限るわけだけど。


ナイトが狙っているのは……俺の足元!


どうする。


左右に逃げれば、この低さだと次は回避出来ない可能性がある。


かと言って、後方に飛んでも、上に飛んでも、槍を振り上げられたら殺られる!


時間にしてほんの0.1秒ほど。


その僅かな時間でも、このレベルの戦闘では命取りになる。


そんな中で俺が辿り着いた答えは……。


「ここだっ!」