東京ルミナスピラー

まるで弾丸のように高速で迫るアスファルトを、右に左にと回避する。


トンファーで弾こうにも、これだけの質量の物が超高速で飛んで来ているとなると、押し負ける可能性の方が高いだろう。


ソウルストーンも余裕があるわけじゃない。


回避出来る攻撃は回避しなければ、命がいくつあっても足りない!


と、思っていたけれど。


アスファルトの弾丸を抜けた先で、俺を待ち構えていたのは……上方から振り下ろされた巨大な槍だった。


「やばっ」


小さくそう呟き、回避する時間がないことを悟った俺は、両手を上げてトンファーで槍を受け止める姿勢に入った。


ドンッという音と共に走る、雷にでも打たれたかのような衝撃に、目の前が一瞬真っ白になる。


ミシミシと身体中の骨が軋む音が聞こえて、一瞬でも気を抜けば叩き潰されてしまいそう。


今までに食らったどんな攻撃よりも強く、重い。


それでも耐えることができたのは、おそらく槍の穂先が地面についているから。


俺が打たれた部分は、槍の柄の真ん中辺りなのだ。


「ぐううううっ! なんなんだよこいつはっ!」


その場から逃げるように、横に飛び退いてすぐに防御姿勢を取る。