東京ルミナスピラー

「な、何いっ!? 名鳥順一……名鳥順一だと!?」


父さんと姉さんの情報を得るなんて話じゃない。


俺が探している父さんの名前が、そのランキングの1位に堂々と表示されていたのだから驚かないはずがない。


「うん? ああ、その人はこの一日で驚くほど強くなってね。舞美ちゃんで104pt、俺だって671ptだってのに……化け物だろ? まあ、それ以外にも化け物はゴロゴロしてるけどさ。なに? 知り合い?」


ビールを口に運んで、グイッと飲み干した浜瀬さん。


まだPBSを起動していない灯は見ることが出来なくて、何が何だかわからない様子で。


「この人……名鳥順一は……俺と灯の父さんです」


俺がそう話すと、浜瀬さんは小さく「あぁ……」と呟いて下を向いた。


きっと、俺達との交渉材料がなくなって、ガッカリしたのだろう。


「おお、確かにおじさんだぜ。ほら見ろよ、名前に触れると顔写真まで出てくる。なになに? 北軍で、武器は槍だとよ」


浜瀬さんと舞美さんには悪いけど、父さんの居場所がわかったなら一刻も早く北軍に向かいたい。


「浜瀬さん、父さんが北軍にいるってわかりましたから、俺と宗司は北軍に向かいます。父さんと姉さんを連れてきますから、それまで灯をお願いします」