東京ルミナスピラー

どうやら、この街から出られなくなった以上は、浜瀬さんの提案に乗るしか方法がなさそうだ。


連絡が取れない以上、地道に情報を集めるしかないわけで。


それも、父さんと姉さんが鬼になってないことが大前提となってしまうけど。


「おおっ? なんだこのランキングってやつ。本当にソシャゲみたいだよな。一体なんのランキングなんだっての」


PBSを弄っていた宗司が、何やら嬉しそうに開いたランキング。


そう言えば、俺がPBSを開いた時は宗司も灯も見えないって言ってたけど、宗司のも浜瀬さんのも舞美さんのも見える。


起動した人には見えるのかな。


「そのランキングは、『聖戦』で他軍の人間を殺すことで得られる『賞金ランキング』を見ることが出来るみたいだね。他にも、『つよさランキング』なんてのもあるみたいだけど、皆似たようなものさ。まだ一日しか経っていないんだからね」


何か、浜瀬さんの言葉には違和感がある。


俺達を騙そうとしているとか、そういうのではないけど……なんだろう。


ああ、そうか。


「出られないことを……こんなになった街で生きることを受け入れてるんだ」


「うん? 何か言ったかい葵くん」


浜瀬さんにそう言われ、慌てて首を横に振った。


危ない危ない、このままじゃいつか、失礼なことを呟いてしまいそうだ。


「……お、おい、葵。これ……見てみろ」


いいタイミングで宗司が俺を呼んでくれたと、宗司が指し示すPBSの表示に目を向けるとそこには。







つよさランキング
1位 名鳥順一 4203pt BW







という文字が浮かんでいたのだ。