東京ルミナスピラー

「2人はまだ武器レベルが低いからできないけど、武器のレベルが上がると『スキル』を装備出来るようになるの。選択するスキルによって、戦い方がまるで変わることもあるから、慎重に選んでね」


弓矢を取り出して、舞美さんが指さして見せるけど、確かに俺の武器の詳細を見ても、まだ武器レベルは2。


スキルという項目が暗転していて、選択すらできないことがわかる。


「つまりあれか。少しずつ強くなってよ、仲間も増やして西軍で幅を利かせていってさ。ゆくゆくは東西南北まるっと征服しようってことだろ!? くぅー! 夢があるじゃないの!」


「……葵くん、この子の頭、本当に大丈夫? キミ達は人を探しに来たんだよね?」


宗司のバカな野望に、呆れたように俺に尋ねた舞美さん。


こういうやつだってわかってはいたけど、大丈夫かと言われたら……。


「すみません、自信はないです……」


そう言うのが精一杯だった。


「ま、まあ、東西南北全部征服するってのは話が大きすぎるけど、このグループを大きくしようとは思っている。こんな街だからさ、強くないやつには誰も従わないからね。だから、強くなってグループを大きくする。そうすればさ、葵くんと灯ちゃんの家族の情報だって入ってくるかもしれないだろ?」