東京ルミナスピラー

「恵梨香……本当に良いの? あんたの子供なんだよ?」


語り掛けるように、トンファーに向かってそう呟いたかと思うと、覚悟を決めたように顔を上げて。


「それにしても、少年は本当に誰とでも仲良くなれるんだね。東軍に北軍、南軍にも知り合いはいるわけでしょ? うん。だったら大丈夫かもしれない」


「ちょっとちょっと、自分だけで納得してないでわかるように言ってよ吹雪さん。さっきから俺達は何話してるのかさっぱりだぜ?」


何か言いたそうにしていた宗司が、とうとう我慢出来なくなったように口を開いた。


蘭子はご飯を食べて眠くなったのか、うつらうつらしているし。


弥生は少し怯えているのか、完全に固まっている。


「良いんだよ宗司。今まではこっちの話。これからが本題なんだからさ。でも、よりによって黒井蘭子か……よくもまあこんなのを手懐けたもんだよね」


「ふぁっ! チョコファウンテンを丸ごと食べたい……むにゃむにゃ」


名前を呼ばれて反応したのか、蘭子がビクッと身体を震わせた。


「なんか、俺に惚れたみたいでさ。まあ、モテる男はつらいよね。もっとグラマラスなお姉様が良かったけどさ」